ラブリコが倒れる理由は天井の強度・乗せる物の重さが原因?安全に使う為の対処法を解説!

地震大国の日本では、家に限らず家具や様々なものを地震に耐えられるように工夫しています。

その中で、耐震性能に優れていると親しまれているラブリコは、プラスドライバーを使って天井に固定するだけで楽々使うことができるから、女性からお年寄りまで注目する耐震DIYパーツなんです!

「耐震性能が優れているって聞いたから、ラブリコを使ってみたい。でも倒れたって声もあるし迷うな……」

一部倒れたという声もありますが、それには理由があります。

その理由はラブリコのせいではなく、そもそもメーカー推奨重量をオーバーしていたりなどの理由が大半です。

今回は、ラブリコが倒れる理由やラブリコを設置するのに適した天井などを解説していきます!

是非、最後までご覧ください。

目次

ラブリコとは?震度5でも耐えられる災害に強いDIYパーツブランド

写真ACより引用

ラブリコとは、女性や家族が楽しめる安全で手軽なDIYパーツブランドというコンセプトのもと作られたDIYパーツの一つです。

また、ラブリコは同じ肩を並べるディアウォールと比べると、とても地震に強い作りとなっています。

だからDIYで耐震にこだわりたい人には、タンスや家具の耐震対策としてよく使用され親しまれています。

「でもラブリコは何で耐震性能が高いんだろう? ディアウォールと違うの?」

何故、ラブリコは耐震性能がディアウォールより高いかというと、それはつっぱりの仕方に違いがあります。

  • ラブリコの突っ張り方は、ネジを使用することで強固に棚を天井に固定する仕組み
  • ディアウォールは、ばねでギュッと天井に押しつけながら、木材をセットして立てる仕組み

ラブリコの方がネジを巻くときに多少力が要りますが、その分耐震の面で見たらばねの力だけで固定するディアウォールよりも耐震性能や耐久に優れています。

だから、地震大国の日本ではラブリコとディアウォールの二つを比べるならば、耐震性能に優れたラブリコがとてもオススメですよ!

ラブリコが倒れる理由を4つ紹介!

イラストACより引用

「ラブリコって倒れやすいって噂を聞いて不安だ……」

倒れやすいという口コミがあると、不安になってしまいますが倒れやすいというのは間違いです。

ラブリコはDIYパーツの中でも、耐震性に優れた機能で多くの人に親しまれています。

ですが、以下の条件を満たすとラブリコは地震や少しの刺激で倒れてしまう可能性があります。

主にラブリコが倒れてしまう理由は4つあります。

  • メーカーの推奨重量オーバー
  • 重いものを上にして、軽いものを下にしている
  • 奥行がありすぎる棚を使用している
  • アジャスターの点検をしていない

この4つをどれか1つでも満たしてしまうと、ラブリコが地震などの原因で倒れてしまう可能性があります。

今回はこの4つの何故いけないのか?について解説していきます。

自身の身の安全と命のために必要なことですから、最後までしっかりご覧ください!

メーカーの推奨重量を守ろう

ラブリコの耐荷重は柱1本につき約20㎏までです。

ラブリコの購入時に同封されている取り扱い説明書や、メーカー公式にもそう記載されています。

2本で支えるならば約40㎏のものを支えることができますが、だからと言って、ギリギリの重さまで乗せてしまうのはNGです。

あくまでメーカーの推奨重量です。

ラブリコに限らずにどんなものにも絶対はありません。

「これ、自分に落ちて来たら即死だよね……」

というものは上段に乗せないようにしましょう。

重いものは下へ軽いものは上へ

阪神淡路大震災からさらに有名になった棚が倒れにくくする対処法の一つが、重いものは下へ軽いものは上にする収納です。

これは、ラブリコの棚にも当てはまります。

重いものを上にすることで、何らかの原因で棚が揺れたさいに重心が上部に集中し棚ごと転倒しやすくなります。

単純に重心の関係だけではなく、仮に重さがそれほどないものでも自分の頭の上よりも高いところから落ちたものは、致命傷になりかねない危険があります。

こちらも、自分の身の安全のためにラブリコに限らずに心がけましょう。

奥行がありすぎる棚は避ける

先ほどの重いものは下にすると似た内容となります。

奥行きがありすぎる棚板を乗せるのは控えるのがオススメです

こちらも、重いもの同様に重心が上に行ってしまいラブリコの棚の転倒の原因になってしまいます。

アジャスターの点検は定期的に

ラブリコのアジャスターの点検は、1か月に1回~1年に1回やるのが望ましいです。

自分ではしっかりネジをしめて固定したつもりでも、固定できていなかったり何らかの原因でネジが緩んでしまっていたら、いくら耐震性能に優れていても、それを発揮することができません。

ラブリコの耐震性能を、余すことなく使えるように最低でも1年に1回は点検するのがオススメです!

強度の弱い天井にラブリコを設置すると倒れてしまう可能性がある

写真ACより引用

そもそも、ラブリコは天井に突っ張る力で耐えています。

その肝心の天井が心もとないと、ラブリコも実力を発揮するのが難しくなってしまいます。

  • ラブリコは突っ張る力で耐えている
  • 強度の弱い天井でラブリコを使うと、天井が破損する原因
  • ラブリコの設置に耐えられる天井の特徴

こちらの項目は以上の3つを解説していきます。

「設置したら、天井がへこんで倒れてきちゃった……」

のような取り返しのつかないことにならないように、こちらの項目を見てラブリコを安全に設置しましょう!

ラブリコは突っ張る力で耐えている

先ほども言及したように、ラブリコは突っ張る力で耐えています。

取り付ける時の工具は、プラスドライバーのみで手軽に取り付けることができて、地震対策の効果もしっかりあるから女性でも簡単に取り付けられます!

手軽で簡単に地震に耐えることができますが、ラブリコは肝心の天井がしっかりしていないとその突っ張る力が弱まってしまいます。

強度の弱い天井でラブリコを使うと天井が破損する原因に

天井に突っ張るから、天井自体の耐久性も重要になってきます。

仮に薄い天井に突っ張ってしまえば、天井自体がへこんで破損してしまうこともあります。

だからラブリコを設置するときは、家の天井がラブリコの設置に耐えられるかをチェックするのが大事ですよ!

ラブリコの設置に耐えられる天井の特徴

  • コンクリートの梁部分
  • 天井裏に格子状の骨組みがある箇所の天井板の継ぎ目
  • 部屋の隅

こちらの3つがラブリコの設置に耐えられる天井の特徴です。

その中で一番オススメなのが、コンクリートのコンクリートの梁部分ですよ!

この3つの箇所ならば、ラブリコを設置したときに天井が持ち上がってへこんだり破損する可能性が限りなく低いです。

ラブリコを設置するならば、この3つを意識して設置しましょう!

ラブリコの転倒防止になる3つの対策!

イラストACより引用

「ラブリコが耐震性能に優れたのはわかったけど、もっと地震に強くしたい」

そう思いませんか?

ラブリコは工夫次第でもっと地震に強くすることができます!

  • すべり止めマットを挟む
  • ピンで固定する
  • 棚の上の並べ方を工夫する

主にこちらの3つの方法を使えば、ラブリコ本体の耐震性能に合わせてさらに地震に強くすることができます。

すべり止めマットもピンの固定も、みんな手軽にすぐできる方法ですからとてもオススメです!

やり方も含めて解説していきます。

滑り止めマット

天井に100均のダイソーでも売っている耐震マットを貼り付けましょう。

また¥300の耐震ゲルマットがオススメです。

天井に貼るだけでも強くなりますが確実性を取るならば、棚の上と下どちらもすべり止めマットを敷くことでさらに地震に強くなります。

ピンで固定

こちらは、ラブリコと天井の間に木材を挟むことで天井に固定している人にオススメの方法です。

木材のところを固定するように、天井にピンを3方~4方に刺しましょう。

そうすることで、地震が来た際に挟んでいる木材がずれる可能性を大幅に下げることができます。

上段の並べ方を工夫する

先ほどの重いものは下に軽いものは上にと言及しましたが、それでも本など重いものを乗せたい人は、隙間なく並べるように工夫しましょう。

隙間がなくなることで、地震などで揺れた時に置いたもの自体が揺れて落ちる可能性が低くなります。

本を取り出すときに少し力がいるくらいにぎっしり詰めることがオススメです。

また、安全面に特化するのであれば、そもそも自分の頭より高い位置に物を置かないことが、一番安全です。

まとめ

耐震性能に優れたDIYパーツとして親しまれているラブリコ。

「だけど、地震の時に耐震性能に優れているのに倒れたって聞いたよ?」

という、声が一部ありますがそれには以下の理由がありました。

  • メーカーの推奨重量オーバー
  • 重いものを上にして、軽いものを下にしている
  • 奥行がありすぎる棚を使用している
  • アジャスターの点検をしていない

この以下の理由を解消することで、ラブリコ本来の耐震性能を発揮することができます。

こちらの記事では、ラブリコと合わせて使える転倒防止方法やラブリコを設置するのに合う天井などを解説しています。

自分の身の安全のために、こちらの記事をラブリコ購入後も繰り返し見て、地震に備えてみてくださいね!

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